音楽療法

音楽療法とはいったいどんなものなのか、音楽療法の効果を歴史や役割、活用方法などの観点から解説しています。
音楽療法について

「音楽療法」という言葉を知っていますか?これは、音楽の持つ力を利用して心身共に健康に導いていく治療法のことを言います。これはかなり古い歴史のあるものですが、日本でも研究が進み音楽療法の研究所などが存在します。ここでは、音楽療法の効果や役割、活用方法などを紹介しています。モーツァルトの音楽療法が健康に良いということは有名な話ですが、その他にも、オルゴール音楽療法や音楽療法に適した楽器を紹介していますので是非ご参考に。

音楽療法 新着情報

東北大学病院の緩和ケアセンターについてご紹介したいとおもいます。緩和ケアにおける音楽療法とはいったいどういったものなのでしょうか。音楽療法は、背筋をのばしてクラシック音楽を聴くといったけして堅苦しいものではありません。緩和ケアセンターの患者さんと家族かたたちの入院生活をより良いものしてもらえるように音楽による様々なケアを行うことを目的としています。 それでは音楽療法はどのようなことをするのでしょうか。

たとえば、昔ギターを弾いていたからもう一度弾きたいという方もいるとおみます。合唱団に入っていて歌が大好きというかたや、家族と何か音楽を楽しみたいというかた、音楽の経験はないけど思い出の曲を聴きたいというように患者さんの希望に合わせた音楽活動を提供してくれます。使用する音楽も患者様の嗜好にあわせてクラシックから演歌まで幅広く対応しており、患者さんが音楽活動を経験することによってさらに充実した入院生活を送ってもらえるように専門的な訓練を受けた音楽療法士がサポートをおこなっています。

例えば、このようなことを体験する子tができます。まずは病室で音楽療法士と一緒にギターで弾き語りを楽しむ、歌を歌うことでストレスを発散する、思い出の曲を歌ったり聞いたりすることで昔のことを懐かしむことができる、家族と大切な曲を一緒に歌ったり、楽器で演奏したりすることができあす。楽器はギターやキーボード以外にも、病室内で演奏するのに適した楽器類を用意することができます。音楽療法は基本的には患者さん本人と音楽療法士によるマンツーマンの形で行われます。患者さんの希望によっては家族や友人に参加してもらうこともでいます。また音楽療法を行う頻度や日時についても、患者さんと相談してから決定をおこないます。

遺伝子も音楽を奏でるということをご存知ですか? 「遺伝子は、生体の機能や形態に関係している情報カプセルです。DNAで出来ており、DNAの遺伝子情報は実はたった4つの塩基(アデニン[A]、グアニン[G]、チミン[T]、シトシン[C])から構成されています。塩基とピッチ(音の高さ)との関係についてGCTA=レミソラとして、シンセサイザーで表現しました。これは国立がんセンター研究所の宗像信生博士がおこなったのです。

リズムと生命活動についてですが、[8~12ヘルツ/1秒]=(α波)の刺激を与えてあげると人間は意識が変わります。そのため気を失ったり発作を引き起こすことさえもあるのです。これはL・ワ トソン著「Super Nature」からの引用です。[10~20/1秒]の場合は、人を無鉄砲にさせます。これはイギリス音響学会からの引用で次に性欲を刺激することも可能なのです。脳波にたいして電磁波(音・光・磁気)を一定のリズムを与えれば脳波のリズムを変えることが出来るのです。

「例えば、脳波をα波のリラックス状態にさせたいときはには8~12ヘルツ/1秒で振動する電磁波を放射します。そうすることによって共鳴現象が起きます。これに脳波が同調してα波となってリラックスすることができるのです。こういった内容の実験をM・G・リグが88名の学生にたいしておこないました。リズムが速くなれば、楽しい幸福な感じがしたり、リズムが遅くなれば、真剣な悲しい気分になるということがわかったのです。かの有名なベートーベン「運命」の冒頭音楽でみてみると「最後の「ジャーン」は、最初の「ジャジャジャ」よりも音程が3度下がっています。そのことで絶望や悲しみなどを表現しています。

音楽療法とはどういったものなのでしょうか。音楽は、リズムとメロディ、そしてハーモニーで出来上がっている波動のことです。脳波ももちろん波動です。α波も波動なのです。波動に波動を合わせていけば共鳴して、波形が変化していきます。元気なときや具合が悪いとき、落ちこんでいる時というように色々な身体の状態で、波形のパターンが変わっていきます。脳波のパターンを変えることによって病気の治療や予防をするということが音楽療法なのです。

音楽には人をリラックスさせたり、その活力を引き出す不思議な力があります。こういった誰にでも経験があるこうした効果を、医療や福祉の現場から積極的に活用するのが『音楽療法』なのです。痴呆症のかたが活発な反応を見せるというように、一定の成果が報告されています。これは高齢者と暮らす過程でも応用することができそうですよね。音楽療法が始まったのは1950年代の米国と言われています。

日本ではまだ歴史が浅いのですが、全日本音楽療法連盟(全音連・東京都大田区)によれば一定の臨床経験などの審査を経て、これまでに約340人の音楽療法士が生まれています。病気の原因はピラゴラスはかく語りきです。“病気の原因は魂の不調和である”ということ、“音楽は宇宙法則の反映”であること、“音楽は魂を調律して、覚醒させる”ということ、“音楽は魂を本来の姿に戻す”ということなのです。

学校法人茨城音楽専門学校には音楽療法科や音楽科などがあります。音楽療法科の特徴は音楽だけではなくて、臨床心理学や障害者福祉論で新しい療法の形を考えていくということがあげられます。一年目は音楽と療法の理論や声楽、ピアノの実技などをおこないます。そういった授業を通して音楽療法士の土台を作っていきます。そして二年目からは施設実習を取り入れていき、患者(クライエント)とのコミュニケーションや自身に対する音楽療法の在り方を分析していくことになります。

学校法人茨城音楽専門学校は日本音楽療法学会 音楽療法士(補)受験資格校にも認定されており、音楽療法士になりたいかた向けだといえます。基礎科は講座内容の多くが音楽理論と音楽療法の概論などです。そして歌とピアノの実技というような基礎から学びますピアノと歌は音楽療法のいろいろな場面で用いられているため欠かすことができないものだからです。唱歌や演歌、アニメ、ポップスなど、どのような曲でも歌えて伴奏ができるように技術を高めていきます。

ピアノと声楽のレッスンは、ピアノが1レッスン50分で声楽が25分のマンツーマン指導となります。レッスン時間は増やしていくこともでき、個々にあわせたレッスン内容となっています。 音楽療法の現場においては、患者さんにあわせて曲を選んで提供する必要があります。各時代の音楽あ時代背景を知ることによって選曲の幅が広がりますので患者さんに相応しい曲を見つけやすくなります。そのためにも西洋とポピュラー音楽の歴史を取り入れているのです。楽典や心理学、療法概論などの各方面の基礎知識と一緒に学んでいきます。

障害児のための音楽療法という書籍があります。これは、「音楽療法とは音楽による心理療法である」という考えをもとに障害児に対し療法としての側面から音楽を使った試みの本です。そのため欧米諸国のように、音楽家が教育の延長線上に音楽療法を行っているのに対して、筆者のかたは心理治療者の立場から出発しています。その過程から音楽療法をとらえているといえるようです。

「山松方式」とは、心理治療者と演奏者がコンビを組み子どもにかかわるといった方法です。これは、音楽家が直に子どもに接して指導を行うというような今までのマンツーマン方式の音楽療法とは、一線を画するものです。そのため心理療法としての意味合いが強いもののようです。この方法は、まずはトランポリンと楽器を組み合わせていき、子どもたちに楽しみを感じさせます。そして自発性を引き出していこうするところから始まります。

また、この書籍は「障害児のための」となっておりますが、導入のための道具がトランポリンなので、主に自閉症児のための音楽療法という比重が大きくなっています。他にも知的障害や言語障害、そして脳性マヒの子ども達や盲児、耳の聞こえないろう児などに対する音楽療法のもつ意味ややり方などにも触れています。しかしそういったものの解説や実践については大半が自閉症児に対するもののようです。