認知症音楽療法

音楽療法とはいったいどんなものなのか、音楽療法の効果を歴史や役割、活用方法などの観点から解説しています。
認知症音楽療法

認知症を緩和するケア方法というものがあります。その中に音楽療法などがあり、定期的におこなっているところもあります。音楽療法の先生がピアノ演奏などをおこなって老人ホームなどに入居されているかたが音楽を楽しむというスタイルです。

音楽療法は音楽の先生と精神科の先生が協力することによってできる療法で、音楽の先生のピアノの演奏にあわせて懐かしい歌を歌ったりすることもできます。また歌にあわせてボールでたのしんだり打楽器をつかってリズムをとったりするというプログラムです。音楽やリズムをつかって記憶をよみがえらせるといった効果もあるそうです。

また、音楽療法に参加する入居者のかたたちが一緒に体験することによって仲間意識などもうまれてきます。普段よりもコミュニケーションが取りやすくなるのではないでしょうか。何度か体験していくうちに明るい表情で楽しんでいる様子もわかってくるようです。リズム感も養われますので音楽療法が楽しくなってきますよね。

他にもスウェーデンの音楽療法の専門家をまねいた音楽療法のプログラムなども開催されることがあります。専門家のかたはステン・ブンネ氏で、独自の手法をもって開発された音楽療法をつかっており音楽療法の分野では第一人者のようです。ブンネ法とよばれる音楽療法は基本的な人間が持つ能力や昨日を保持したり促進させたりする効果があります。

音楽療法 新着情報

遺伝子も音楽を奏でるということをご存知ですか? 「遺伝子は、生体の機能や形態に関係している情報カプセルです。DNAで出来ており、DNAの遺伝子情報は実はたった4つの塩基(アデニン[A]、グアニン[G]、チミン[T]、シトシン[C])から構成されています。塩基とピッチ(音の高さ)との関係についてGCTA=レミソラとして、シンセサイザーで表現しました。これは国立がんセンター研究所の宗像信生博士がおこなったのです。

リズムと生命活動についてですが、[8~12ヘルツ/1秒]=(α波)の刺激を与えてあげると人間は意識が変わります。そのため気を失ったり発作を引き起こすことさえもあるのです。これはL・ワ トソン著「Super Nature」からの引用です。[10~20/1秒]の場合は、人を無鉄砲にさせます。これはイギリス音響学会からの引用で次に性欲を刺激することも可能なのです。脳波にたいして電磁波(音・光・磁気)を一定のリズムを与えれば脳波のリズムを変えることが出来るのです。

「例えば、脳波をα波のリラックス状態にさせたいときはには8~12ヘルツ/1秒で振動する電磁波を放射します。そうすることによって共鳴現象が起きます。これに脳波が同調してα波となってリラックスすることができるのです。こういった内容の実験をM・G・リグが88名の学生にたいしておこないました。リズムが速くなれば、楽しい幸福な感じがしたり、リズムが遅くなれば、真剣な悲しい気分になるということがわかったのです。かの有名なベートーベン「運命」の冒頭音楽でみてみると「最後の「ジャーン」は、最初の「ジャジャジャ」よりも音程が3度下がっています。そのことで絶望や悲しみなどを表現しています。

音楽療法とはどういったものなのでしょうか。音楽は、リズムとメロディ、そしてハーモニーで出来上がっている波動のことです。脳波ももちろん波動です。α波も波動なのです。波動に波動を合わせていけば共鳴して、波形が変化していきます。元気なときや具合が悪いとき、落ちこんでいる時というように色々な身体の状態で、波形のパターンが変わっていきます。脳波のパターンを変えることによって病気の治療や予防をするということが音楽療法なのです。

音楽には人をリラックスさせたり、その活力を引き出す不思議な力があります。こういった誰にでも経験があるこうした効果を、医療や福祉の現場から積極的に活用するのが『音楽療法』なのです。痴呆症のかたが活発な反応を見せるというように、一定の成果が報告されています。これは高齢者と暮らす過程でも応用することができそうですよね。音楽療法が始まったのは1950年代の米国と言われています。

日本ではまだ歴史が浅いのですが、全日本音楽療法連盟(全音連・東京都大田区)によれば一定の臨床経験などの審査を経て、これまでに約340人の音楽療法士が生まれています。病気の原因はピラゴラスはかく語りきです。“病気の原因は魂の不調和である”ということ、“音楽は宇宙法則の反映”であること、“音楽は魂を調律して、覚醒させる”ということ、“音楽は魂を本来の姿に戻す”ということなのです。

学校法人茨城音楽専門学校には音楽療法科や音楽科などがあります。音楽療法科の特徴は音楽だけではなくて、臨床心理学や障害者福祉論で新しい療法の形を考えていくということがあげられます。一年目は音楽と療法の理論や声楽、ピアノの実技などをおこないます。そういった授業を通して音楽療法士の土台を作っていきます。そして二年目からは施設実習を取り入れていき、患者(クライエント)とのコミュニケーションや自身に対する音楽療法の在り方を分析していくことになります。

学校法人茨城音楽専門学校は日本音楽療法学会 音楽療法士(補)受験資格校にも認定されており、音楽療法士になりたいかた向けだといえます。基礎科は講座内容の多くが音楽理論と音楽療法の概論などです。そして歌とピアノの実技というような基礎から学びますピアノと歌は音楽療法のいろいろな場面で用いられているため欠かすことができないものだからです。唱歌や演歌、アニメ、ポップスなど、どのような曲でも歌えて伴奏ができるように技術を高めていきます。

ピアノと声楽のレッスンは、ピアノが1レッスン50分で声楽が25分のマンツーマン指導となります。レッスン時間は増やしていくこともでき、個々にあわせたレッスン内容となっています。 音楽療法の現場においては、患者さんにあわせて曲を選んで提供する必要があります。各時代の音楽あ時代背景を知ることによって選曲の幅が広がりますので患者さんに相応しい曲を見つけやすくなります。そのためにも西洋とポピュラー音楽の歴史を取り入れているのです。楽典や心理学、療法概論などの各方面の基礎知識と一緒に学んでいきます。