音楽療法士の求人

音楽療法士は、まだ国家資格ではありません。そのため、求人募集も、今はまだ少ないと言っていいでしょう。最近では、音楽療法士の認知度が上がっているのは確かですが、派遣や非常勤としての採用がほとんどで、正社員や常勤の勤務の求人は、まだまだ少ないのが現実です。

 

求人先は、主に、老人保健施設などの高齢者施設や、精神科病院、養護学校、一般病院のリハビリテーションセンター、小学校、中学校の養護学級などです。音楽療法士の学校などに入学すると、介護施設などの勉強なども、音楽療法士と一緒に学ぶことができます。また、資格も一緒に取得できる学校も多くあります。収入面では、ボランティアの求人募集などが多く、音楽療法士として稼ぐということは、現在はなかなか難しいようです。

 

非常勤や派遣として福祉施設でセッションを行うと、1回1500円から1万円ほどの報酬になるとはいわれています。日本では、福祉の現場がほとんどですが、アメリカ、ドイツなどの音楽療法の先進国では、有効な治療手段と認められており、いろいろな場で、活躍が期待されているそうです。

 

しかし、すでに音楽療法を正式に利用している病院もあるほど、音楽療法は、世界各国で関心と理解が広まっている療法です。そして、現代では、ヒーリングミュージックがとても注目を浴びています。ストレスや過労死などが問題になっている現代では、今後、福祉の現場だけでなく、一般企業などからも、音楽療法士を要請が期待できる可能性はあります。音楽療法士になりたいと思っている人は、最初は、ボランティアなどで頑張り、活躍する時のために、経験を積んでおくのも、ひとつの方法かもしれません。

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