音楽療法関連ニュース

認知症を緩和するケア方法というものがあります。その中に音楽療法などがあり、定期的におこなっているところもあります。音楽療法の先生がピアノ演奏などをおこなって老人ホームなどに入居されているかたが音楽を楽しむというスタイルです。

 

音楽療法は音楽の先生と精神科の先生が協力することによってできる療法で、音楽の先生のピアノの演奏にあわせて懐かしい歌を歌ったりすることもできます。また歌にあわせてボールでたのしんだり打楽器をつかってリズムをとったりするというプログラムです。音楽やリズムをつかって記憶をよみがえらせるといった効果もあるそうです。

 

また、音楽療法に参加する入居者のかたたちが一緒に体験することによって仲間意識などもうまれてきます。普段よりもコミュニケーションが取りやすくなるのではないでしょうか。何度か体験していくうちに明るい表情で楽しんでいる様子もわかってくるようです。リズム感も養われますので音楽療法が楽しくなってきますよね。

 

他にもスウェーデンの音楽療法の専門家をまねいた音楽療法のプログラムなども開催されることがあります。専門家のかたはステン・ブンネ氏で、独自の手法をもって開発された音楽療法をつかっており音楽療法の分野では第一人者のようです。ブンネ法とよばれる音楽療法は基本的な人間が持つ能力や昨日を保持したり促進させたりする効果があります。

音楽で癒しを求めるということはよく言われているようですが、その時にどのような音楽を選ぶのか、そしてどのような聴き方をするかによって効果の現れ方に差が出てくるそうです。最近では、リラクゼーションを目的で音楽を聴くという人がずいぶん増えてきたようです。けれども、音楽から十分な癒しの効果を得るためには、音楽の選び方や使い方がとても大切になってくるということを知らない人のほうが多いようです。

 

癒し系の音楽といえば、一般的にBGMのような感じに使う方のほうが多いようですが、脳の活性効果をねらう場合は適当な音楽を流しっぱなしで聴くよりも音楽療法用のCDを選んである期間に集中して聴くことが大切のようです。脳波にはγ(ガンマ)波、β(ベータ)波、α(アルファ)波、θ(シータ)波、δ(デルタ)波の5つの種類があり、リラックスしたい場合にはアルファ波に脳波を導くとよいでしょう。

 

一般に販売されている音楽療法用のCDもこのようなタイプが圧倒的に多いです。その中には、独自の方法をつかってアルファ波だけではなくてシータ波に導くものもあります。それは長く聴いているうちに脳の緊張が解けていき集中力を増進させたり、記憶力を高めるといった効果を期待することもできるといわれています。

 

◆5つの脳波とその性質について

 

・γ(ガンマ)波 30ヘルツ以上 怒りを感じていたり興奮をしているとき

 

・β(ベータ)波 14〜30ヘルツ 緊張していたり警戒しているとき

 

・α(アルファ)波 8〜14ヘルツ リラックスしているとき、集中しているとき

 

・θ(シータ)波 4〜8ヘルツ 浅い睡りの状態のとき、瞑想しているとき

 

・δ(デルタ)波 0.5〜4ヘルツ 深い睡眠に入っているときや無意識の状態

身近な音楽のなかで、優れた癒し効果を得ることができるもののなかには、モーツァルトがあります。実は、モーツァルトは感覚的に脳を活性化することのできる音を組み合わせた癒しの音楽を作曲することのできたとても少ない天才のひとりといわれています。モーツァルトの音楽で素晴らしいところは、脳がさえた状態であってもリラクゼーションに導くことができるということです。勉強や仕事の能率が悪くてどうしたらいいのか悩んでいるという人は、モーツァルトの音楽を聴いてみるとよいかもしれませんよ。

 

癒しの音楽を聴くためにはヘッドフォンとポータブルCDがあれば、いつでもどこでも音楽療法を実践することができます。ヘッドフォンを使ったほうがよいとされているのは音楽療法用に作られている高品質の音楽の場合です。もともとBGMを目的として作られている環境音楽は、ヘッドフォンで聴く必要はないようです。

 

音楽療法用のCDの場合にはヘッドフォンを使うことによって音楽の影響をより強く感じることができます。そのため音楽療法の効果があがるのです。耳をすっぽりと覆って雑音をシャットアウトするタイプのものをつかうとよいでしょう。耳にはめ込むタイプのヘッドフォンやイヤホンなどは音楽療法には不向きです。また雑音の入りやすいコードレスなどもあまり良いとはいえません。音楽療法をおこなうのであればなるべく質のいいものを選んだほうが良いかもしれません。

音楽療法で聴く曲は1日にどのくらい聴くとよいのでしょうか。それはリラックスした状態で聴くことが一番よく音楽を聴くといった時間を意識的につくることも大切なようです。だいたい1日に30分から1時間以内の時間にしておいて初めのうちは毎日聴くようにします。それからインターバルをおいてみます。それからまた毎日聴くようにしてその後に週に何日かは聴かない日をつくるといったようにします。このようにしてある一定の期間に集中して聴くことによってセラピーの効果が高まるようです。

 

音楽療法で聴く音楽というものは個人差はありますが、本当に癒しの効果を得るためには100時間から200時間くらいは集中して聴く期間を設けることが必要のようです。このときに大切なことはリラックスした状態で聴くということで雑誌や本を読みながら聴いてもよいみたいです。また気に入っている椅子でくつろぎながら聴いてもよいですし、横になって聴いても良いみたいです。どんなに忙しい状況であっても1日のなかで30分くらいであればヘッドフォンをつけて音楽を聴く時間を作ることができるのではないでしょうか。

 

また音楽療法に関係していないとしても1日のなかで最低でもこのくらいの時間はリラックスできる時間をもうける必要があるとおもいます。きくときの音楽は飽きてしまうと効果がおちてしまうこともありますので3枚から4枚くらいのCDを組み合わせて聴くとよいでしょう。

音楽というものは、人の心と体を癒してくれますよね。そして元気づけてくれて健康にも導いてくれる作用もあります。欧米では、音楽がひとつの治療法としても認識されています。たくさんの音楽療法士が活躍しているのです。音楽療法とは、音楽を聴いたり、楽器をならしてみたり、歌ったりすることによって心や体を適当に刺激してくれます。そして調和させて生活を豊かにしてくれるのです。

 

音楽という存在は、わたしたちの日常生活におおく関わっています。医療や福祉をはじめとしてさまざまな機会のなかで音楽は大きな役割をもっているのです。音楽療法に関する学会には、日本音楽療法学会というものがあり、音楽療法に関する読み物や学術的な論文などもさまざまなものがあります。

 

例えば、運動と音楽、音楽療法とリハビリテーション、栄養と音楽、医療における音楽療法(上)、休養と音楽、音楽療法の現状と展望、内科疾患と音楽療法、医療における音楽療法(中)、高齢者のQOLと音楽療法の導入、医療における音楽療法(下)、癒しの音楽を考える-1、癒しの音楽を考える-2です。

 

他にも高齢者の音楽療法、プライマリ・ケア医療と音楽療法、音楽関係者のエコグラム、音楽は身体で聴く、医学と音楽の融合で刺激、日本人の心を打つ音楽、音楽療法との出会い、音を揺らぎから科学する、代替療法としての音楽療法、音楽療法と音楽健康法、音楽療法とQOLなどがあります。

音楽療法の効果を検証してみると痴呆症状が改善されるということがわかっています。音楽療法を定期的におこなうことによって効果がかなり期待できるようです。99年に老健の高齢者を対象にして実施された調査によると週に3日、音楽療法をおこなってみたところ、「徘徊」や「睡眠障害」などの症状に悩んでいるお年よりの方、15人のうち14人に改善点が見られたそうです。それでは、なぜ、音楽療法は痴呆に効き目があるのでしょうか。音楽療法のプログラムでは、歌いながらリズムに合わせて手や指を動かします。そして振りつけをしたり、楽器を使ったりする工夫もしています。指先や手首、身体の動きにより脳の神経細胞が刺激されるということになります。

 

また、昼間に音楽療法によってこのようなケアをおこなうことで、乱れたサーカディアンリズムが正しくなっていきます。昼間、眠ってしまいがちなお年よりは、夜になるとなかなか寝付けずに、徘徊をしてしまったりせん妄に陥るケースもあるようです。このような現象は、昼間に活動することによって防ぐことが可能です。サーカディアンリズムとは生体に内在している毎日のリズムのことなのです。

 

痴呆の原因としては、「アルツハイマー」と「脳血管障害」という2つの病気があることがわかっています。けれども実際には、無気力状態から寝たきりとなってしまいだんだんと会話や表情を失っていくという「病因なき痴呆症状」のかたも意外と多いのです。このような方々の場合には音楽療法がよい刺激となりますので痴呆の改善につながりやすいようです。

音楽療法士とはどんな資格なのでしょうか。音楽療法士は日本音楽療法学会などによって認定されている民間の資格です。日本音楽療法学会では、独自の認定規則により書類審査と面接試験によって審査を行っています。そして音楽療法士の認定をしているのです。また、音楽療法士養成コースをもっている認定校の卒業者の場合は認定音楽療法士(補)認定試験合格してから3年間のあいだ音楽療法活動の臨床経験を積むと学会の審査を経てから正式に音楽療法士として認定されることになっています。音楽療法士の資格は5年に一度、更新する必要があります。

 

音楽療法士は日本音楽療法学会だけではなくて大学や専門学校にも卒業を要件として音楽療法士を認定している場所もあります。岐阜県や兵庫県などのように自治体として認定しているところもあります。音楽療法士はまだ国家資格ではありません。そして認定が始まってからの歴史も浅いので資格としての認知度も低いです。音楽療法自体の成果についての認知度もあまり高くないようです。

 

そのため、残念ながらこの資格だけでは就職することは難しいようです。まだまだボランティアの域を出ていないといえるでしょう。けれども音楽という身近でなじみやすい素材をつかってセラピーやリハビリを行っている音楽療法は、その成果が正当に評価されるようになっていけば急速に普及していくとことでしょう。いまの時点では、介護福祉士や保育士、教員などの資格に上乗せする形でこの資格を取得すれば対象者に対してより深くて専門性を持ったアプローチができるようになると考えられています。

音楽療法士は日本音楽療法学会により認定されている民間の資格で日本音楽療法学会による書類審査の内容は1つめは音楽療法の知識(大学などでの履修する)、2つめに講習会・学会への参加、3つめに臨床経験(事例研究レポートの提出をおこなう)、4つめ研究発表5つめ論文や著書、6つめ教育指導経験、7つめその他となります。なお、1あるいは2と3.4の3項目は必須項目となっています。面接もありますが、詳しい内容は学会から「認定規則」を取り寄せて確認をしてみたほうがよいでしょう。

 

日本音楽療法学会がおこなっている現行の音楽療法士資格審査は、平成22(2010)年度で終了になります。そして新しい審査体制に変わります。現在では、「音楽療法士補」でなくても受けることができますが、平成23(2011)年度以降は、音楽療法士補の資格を取得していないと審査申請ができなくなる予定となっています。音楽療法士補は日本音楽療法学会が行う筆記試験を受験して取得するか学会認定の養成校を修了して取得することになっています。

 

音楽療法士にはどのような職場があるのでしょうか。それは精神科病院や一般病院のリハビリテーションセンター、養護学校、小学校、中学校の養護学級、老人保健施設などの高齢者施設などになります。音楽療法士がどのような仕事なのかも気になりますよね。日本音楽療法学会によると、音楽療法とは「音楽の持つ生理的、心理的、または社会的働きを用いて心身の障害の回復や機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて音楽を意図的もしくは計画的に使用すること」とされています。

音楽療法の歴史を紐解いてみると音楽療法というものが確立される以前、ずっと昔の話ですが、エジプトの司祭を兼ねた医者たちは、受精能力に効果があると思われる音楽の魔法を心得ていたそうです。エジプト人は音楽を「魂の薬」と呼んでいたそうですよ。ペルシャ人はリュートの音によって万病を治していたそうです。そして孔子は「音楽は生活の調和に役立つ」と説いていたそうですよ。プラトンは「心身の健康は、音楽によって得られる」という言葉を残しています。

 

アリストテレスは「情緒のカタルシスに音楽が有効である」という言葉を残しています。ピタゴラスは「音楽は、心身の健康上大きな治療的役割をもったものである」というような言葉を残しています。古代では古代ギリシャ人のゼノクラテス、サルペンダー、アリオンは、精神錯乱の激しい発作を抑えるための手段として音楽を用いたそうです。セルススは昔の医学の権威ですが病気の性質に応じて、精神病の患者の心を動かすいくつかの方法を指摘していたそうです。こんなにも昔から音楽というものが重宝されてきたのですね。

 

時代がとんで18世紀以降の話ですが、カルロ・ブロッシ・ファリネリというかたは18世紀最大のカストラーナといわれていました。彼は、当時のスペイン国王であったフェリペ5世の“悪性のメランコリー”を治して王政に復活させたと伝承されています。ブロックレズビー博士は、音楽に富んだ両親の間に生まれた2人の子どもにたいして一連の実験を試みて音楽が子どもの気分を明瞭に支配するのかどうかを観察したという記録があります。まだまだ歴史的にさまざまな方たちが音楽療法に関して関わっているようです。

近年では人間のライフスタイルの変化があげられます。動物は食物を得るために身体を動かしますよね。そして必要以上の獲物を捕らないでわたしたち人間のようにスポーツをしたりしてわざわざカロリーを消費することもありません。哺乳動物のヒトの場合は、身体を動かすことは、生命を維持するために基本的でかつ必要な行動なのです。

 

人の移動手段は基本的には歩行ですが、江戸時代では一般的庶民は1日に2万歩から3万歩もの距離を歩いたとされています。ごくごく最近までは農業や漁業、林業などに従事している人の労働はとても厳しくて工業関係に従事する人においても身体を使った仕事をおもに行っていました。その後のハイテクの進歩によって労働パターンは変化してきました。その結果として生活もとても便利になりました。交通機関の発達によって移動には歩行という労力を使わずに建物の中などもエレベーターやエスカレーターを利用することもほうが多いとおもいます。このようなことからもわかるとおり日本人の運動量や強度、運動時間は激減しています。

 

また日本人の食生活は、欧米化により大きく変革を遂げており食事と運動の変化によって成人病が増加してしまい1990年代半ばには厚生省では「成人病」から「生活習慣病」というように呼称を変えました。生活習慣病を予防するためには運動がかかさないといえますが、運動が苦手という人は継続することが難しいですよね。音楽をつかった運動などをおこなえばモチベーションもあがってくるのではないでしょうか。ウォーキングなどをするときもipodなどを携帯しておこなってみるといつもよりも長い距離を歩けるかもしれませんよ!

近代音楽療法が誕生したのは20世紀初頭のアメリカからでした。トーマス・ギルドの「治療音楽会」より近代音楽療法の大きなうねりが始まり精神病院で生活する人々に対して、篤志団体の慰問などが行なわれていました。そのような慈善的な慰問音楽活動のことを「治療音楽会」と呼んでいました。この慰問活動は、少人数の音楽家たちがグループを作り性差院病院を訪ねて音楽を演奏していたのです。

 

エヴァ・ヴェスツェリスは、アメリカで最初の音楽療法会を創始しました。音楽療法界はニューヨーク市治療協会という名称で1903年に創設されてました。彼女は依頼に応じて音楽の出前演奏をおこない音楽療法を試みました。音楽をの4種類に分類して症状に応じた音楽の使用を提唱したそうです。その4種類の音楽とは@tonic(強心剤), Astimulant(刺激剤),B sedative(鎮静剤),四 narcotic(催眠剤)です。このような彼女の考え方は、ポドルスキーに受け継がれて音楽治療の1つの流れとなりました。

 

実は音楽療法が発展した要因のひとつは戦争です。ヴァン・デ・ウォールはWillem Van de Wall−メトロポリタン歌劇場のハープ奏者なのですが第一次大戦中に海軍バンドに参加することによって音楽のもつ力を実感して音楽を精神的に病む人達の治療と予防に役立てることを決心したそうです。

 

精神病院の音楽部門の目的としては患者のなかに潜伏して禁止されたまま利用されていない心身の力を賦活したり患者の人格的な荒廃をできるだけ防いで他の治療法とあわせて人間的かつ社会的な統一体として患者たちが再び働けるように、エネルギーの再分配を計ることというように精神病者の社会復帰に貢献することを目的としました。

音楽療法によって痴呆症状が軽くなる理由としてあげられることは指先や手、身体を動かすことによって脳の神経細胞を刺激しますので日中に心身機能を活性化することになります。そのことによってサーカディアンリズムが戻るということなのです。

 

音楽療法はADL向上にも効き目があります。―身体面での効果にはどのようなものがあるかというとプログラムでは、胸式や腹式呼吸によって肺活量を増やしていき大きな声で発声をおこないます。そうすることによって、体内に酸素をたくさん取り入れられることや炭酸ガスが排出されることになりますので、内蔵機能が高まっていき血行もよくなります。

 

有酸素運動は身体だけでなく、精神面にもとてもよい効果があるのです。脳内ホルモンが活性化されていき抑うつ症状が改善されるそうですよ。また、手指を使うことによって関節が柔軟になっていきます。これはADL(日常生活動作)を維持するためにはとても大切なことなのです。それに身体のバランスをとりながらリズムを刻むと座位が保てるようにもなりますよ。上半身を揺らすときは、どうしても足を踏ん張りますからそのためそういった効果がでてくるのです。

 

音楽療法が身体に及ぼす効果は胸式・腹式呼吸をおこなうことによって内蔵機能が向上していき血行が促進されます。また手指を使うことによって関節が柔軟になりますのでADLが向上(維持)していきます。ほかにも身体のバランスをとることによって座位が保てるようになりますよ。

音楽療法は、現代社会のなかでストレスの多いことから音楽によるリラクゼーションが近年ではとても身近なものになっており最近は特に新聞やテレビなどのメディアでも注目されつつあります。「音楽療法」(リハビリテーション・ミュージック)とは、音楽を使って心身のリハビリテーション(機能回復)に役立てようというものです。この音楽療法にはさまざまな方法や効果がありますが、主に楽器の演奏、歌、リズムなどによって精神的な心の開放や、呼吸などの機能回復などに役立つことがわかっています。

 

音楽療法の主な活躍の場ですが、対象となる方は多岐に渡るのですが、大きく分けると児童や成人、高齢者とに分けることができます。発達障害をはじめとして身体障害や喘息、不登校・引きこもりなどの児童に対する音楽療法は、学校や通所(入所)施設、自主グループなどで実際に行われています。また、発達障害や精神障害など成人期の疾患や障害に対しては、作業所や通所(入所)施設、精神科病院などが主な実践の場となっているようです。

 

ほかにも認知症や加齢に伴うさまざまな慢性疾患・障害、脳卒中後遺症などを抱える高齢期の方々に対しては、病院や老人保健施設、通所、入所の高齢者施設などの場所で音楽療法が取り入れられています。くわえて終末期医療や緩和ケアの領域でも音楽療法は取り入れられています。音楽療法の現場は、医療や福祉、教育など多岐にわたっております。またストレス社会における、自己啓発や予防としても近年では注目を浴びてきています。現在の日本は近い将来に超高齢化社会を迎えようとしていますし、また障害や健康に対する意識が徐々に変わりつつあります。そのため音楽療法に対する期待がとても高まってきています。

東京心理音楽療法福祉専門学校の就職状況について、ご紹介したいとおおもいます。まずは特別養護老人ホームですが、若竹荘、和光苑、陽光苑、万寿園、四季の里、プラットホーム、やすらぎの里大泉、利根いこいの里、のべやま、南陽園、市川あさひ荘、旭ホーム、正吉苑、あゆみえん、彩寿苑、翔裕園、プレミア扇、美雪園などです。

 

病院の就職状況は、エビハラ病院や大和病院、島村記念病院、久留米ヶ丘病院、田無病院、毛呂病院、慈誠会病院などがあります。老人保護施設は、龍岡、ルネッサンス麻布、ユート、セルマーター舟橋、日高の里、池袋えびすの郷、しらさぎ、あさひ苑、彩寿苑などがあります。 市・区役所・社会福祉協議会などの就職状況は豊島区社会福祉事業団、世田谷区社会福祉事業団、目黒区社会福祉事業団、千葉市役所、調布市社会福祉協議会、江東区代三あすなろ作業所、NPO法人 桃三ふれあいの家などがあります。

 

その他の就職状況はアサヒスタッフサービス、日本シルバーサービス、たちばな高齢者在宅サービスセンター、地域社会福祉協議会「ゆきわりそう」、有料老人ホームシルバービラ向山、株式会社ベネッセスタイル、株式会社日本レストランエンタープライズ、株式会社桜台工業、ヒューマンアカデミー株式会社、株式会社総合福祉ツクイ、株式会社エルコート溝口、株式会社アーチ福祉サービス、飯能リハビリ館、社会福祉法人北野会、株式会社ベストライフ、株式会社アースサポート、株式会社日本ケアプラザ、株式会社ベネッセスタイルなどがあります。

昭和音楽大学には、作曲学科をはじめとして器楽学科や、声楽学科、音楽芸術運営学科、専攻科・研究生などがあります。短期大学部にはピアノコースや電子オルガンコース、弦・管・打楽器コース、吹奏楽コース、声楽コース、音楽芸術コース、合唱指導者コース、デジタルミュージックコース、ポピュラー音楽コース、バレエコース、研究生・ディプロマコースなどがあります。昭和音楽大学大学院では音楽研究について学ぶことができます。

 

音楽研究科では、人材養成を目的として、音楽とその関連した分野における高い専門教育をおこなっています。専門領域での実践や研究などによって専門分野に公園をして社会の発展や文化の発展に寄与するための人材を育成することを目指しています。国際的な活動も視野にいれとり、基礎となるコミュニケーション能力を養って調和のとれたひとつのものを作り上げるアンサンブル力の育成も目指しています。専攻内容は、オペラ専攻や器楽専攻。音楽芸術運営専攻(アートマネジメント)、音楽芸術運営専攻(音楽療法)などがあります。

 

音楽芸術運営専攻では音楽の応用分野として発展してきている音楽療法に期待されることは、音楽や音楽活動によって障害の改善や疾病の軽減、健康の向上に及ぼす効果を複数の方法で追求していき社会に示していくことです。この専攻では、実践分野に即した専門的な知識や高度な音楽療法技能、システマティックな研究方法を提供することによって臨床家、教育者、研究者として音楽療法界をリードする人材の育成を目的としています。

東京国際音楽療法専門学院は、音楽療法士の通学と通信のコースがあります。東京国際音楽療法専門学院は開校時より学生の育成にあたって学生が音楽療法士として一人前になるためにはどんなこと必要なのかを考えて実践をおこなってきました。これは「実践的音楽療法士」ということになります。つまり「現場に強い音楽療法士」の育成を理念として東京国際音楽療法専門学院の教育方針の屋台骨となるものです。

 

東京国際音楽療法専門学院の通学コースは確かな理論と高度な技術を学ぶことができます。資格を認定獲得するためには最短のコースです。音楽はどのような哲学よりも、そしてどのような知恵よりも、高い啓示である。これはベートーベンの言葉なのですが、音楽が人間に与える深い関わりを教えてくれたのでしょう。音楽療法士の養成は簡単にはいきませんが東京国際音楽療法専門学院は開校から12年目を迎えて充実した体制で挑んでいます。

 

東京国際音楽療法専門学院の特長ですが、まずは「理論」が多岐に渡っていることや「実習」の時間が多く組まれていること、「教授」層が厚くてとても優秀であること、資格認定獲得の最短コースとして、また質の高い養成校としても学院を挙げて努力を続けており、周囲からも高い評価を得ています。

音楽心理音楽療法福祉専門学校は、介護福祉学科や音楽療法学科、心理カウンセラー学科、環境ビジネスIT学科、認知行動療法心理学科、音楽療法専攻科、福祉ビジネスIT学科、保育福祉学科などがある福祉の専門学校です。住所は〒171-0031東京都豊島区目白5-20-25でTELは03-5996-2511です。

 

音楽療法学科は三年制です。音楽療法学科では人の心に潤いを与えて、心を穏やかにする音楽の特性を生かしていき人間の心の内側からケアを行う心理療法の手法として音楽療法を学んでいき音楽療法士の資格取得をめざしている学科です。将来像としては、音楽療法士や心理カウンセラー、レクリエーション・インストラクター、音楽療法指導者、音楽療法研究者などの資格取得や職種などがあります。

 

音楽療法専門専攻学科は、大学などで専門音楽を修得された方々にたいして音楽療法士をめざしていただくための学科となっています。こちらも将来像としては、音楽療法士や心理カウンセラー、レクリエーション・インストラクター、音楽療法指導者、音楽療法研究者などの資格取得や職種などがあります。音楽心理音楽療法福祉専門学校には、図書館や学生寮、サークル・ゼミ、海外研修制度、学生相談、就職指導、新聞奨学生・奨学金制度、教育ローンなどの施設や制度があります。

学校法人茨城音楽専門学校には音楽療法科や音楽科などがあります。音楽療法科の特徴は音楽だけではなくて、臨床心理学や障害者福祉論で新しい療法の形を考えていくということがあげられます。一年目は音楽と療法の理論や声楽、ピアノの実技などをおこないます。そういった授業を通して音楽療法士の土台を作っていきます。そして二年目からは施設実習を取り入れていき、患者(クライエント)とのコミュニケーションや自身に対する音楽療法の在り方を分析していくことになります。

 

学校法人茨城音楽専門学校は日本音楽療法学会 音楽療法士(補)受験資格校にも認定されており、音楽療法士になりたいかた向けだといえます。基礎科は講座内容の多くが音楽理論と音楽療法の概論などです。そして歌とピアノの実技というような基礎から学びますピアノと歌は音楽療法のいろいろな場面で用いられているため欠かすことができないものだからです。唱歌や演歌、アニメ、ポップスなど、どのような曲でも歌えて伴奏ができるように技術を高めていきます。

 

ピアノと声楽のレッスンは、ピアノが1レッスン50分で声楽が25分のマンツーマン指導となります。レッスン時間は増やしていくこともでき、個々にあわせたレッスン内容となっています。 音楽療法の現場においては、患者さんにあわせて曲を選んで提供する必要があります。各時代の音楽あ時代背景を知ることによって選曲の幅が広がりますので患者さんに相応しい曲を見つけやすくなります。そのためにも西洋とポピュラー音楽の歴史を取り入れているのです。楽典や心理学、療法概論などの各方面の基礎知識と一緒に学んでいきます。

障害児のための音楽療法という書籍があります。これは、「音楽療法とは音楽による心理療法である」という考えをもとに障害児に対し療法としての側面から音楽を使った試みの本です。そのため欧米諸国のように、音楽家が教育の延長線上に音楽療法を行っているのに対して、筆者のかたは心理治療者の立場から出発しています。その過程から音楽療法をとらえているといえるようです。

 

「山松方式」とは、心理治療者と演奏者がコンビを組み子どもにかかわるといった方法です。これは、音楽家が直に子どもに接して指導を行うというような今までのマンツーマン方式の音楽療法とは、一線を画するものです。そのため心理療法としての意味合いが強いもののようです。この方法は、まずはトランポリンと楽器を組み合わせていき、子どもたちに楽しみを感じさせます。そして自発性を引き出していこうするところから始まります。

 

また、この書籍は「障害児のための」となっておりますが、導入のための道具がトランポリンなので、主に自閉症児のための音楽療法という比重が大きくなっています。他にも知的障害や言語障害、そして脳性マヒの子ども達や盲児、耳の聞こえないろう児などに対する音楽療法のもつ意味ややり方などにも触れています。しかしそういったものの解説や実践については大半が自閉症児に対するもののようです。

音楽療法とはどういったものなのでしょうか。音楽は、リズムとメロディ、そしてハーモニーで出来上がっている波動のことです。脳波ももちろん波動です。α波も波動なのです。波動に波動を合わせていけば共鳴して、波形が変化していきます。元気なときや具合が悪いとき、落ちこんでいる時というように色々な身体の状態で、波形のパターンが変わっていきます。脳波のパターンを変えることによって病気の治療や予防をするということが音楽療法なのです。

 

音楽には人をリラックスさせたり、その活力を引き出す不思議な力があります。こういった誰にでも経験があるこうした効果を、医療や福祉の現場から積極的に活用するのが『音楽療法』なのです。痴呆症のかたが活発な反応を見せるというように、一定の成果が報告されています。これは高齢者と暮らす過程でも応用することができそうですよね。音楽療法が始まったのは1950年代の米国と言われています。

 

日本ではまだ歴史が浅いのですが、全日本音楽療法連盟(全音連・東京都大田区)によれば一定の臨床経験などの審査を経て、これまでに約340人の音楽療法士が生まれています。病気の原因はピラゴラスはかく語りきです。“病気の原因は魂の不調和である”ということ、“音楽は宇宙法則の反映”であること、“音楽は魂を調律して、覚醒させる”ということ、“音楽は魂を本来の姿に戻す”ということなのです。

遺伝子も音楽を奏でるということをご存知ですか? 「遺伝子は、生体の機能や形態に関係している情報カプセルです。DNAで出来ており、DNAの遺伝子情報は実はたった4つの塩基(アデニン[A]、グアニン[G]、チミン[T]、シトシン[C])から構成されています。塩基とピッチ(音の高さ)との関係についてGCTA=レミソラとして、シンセサイザーで表現しました。これは国立がんセンター研究所の宗像信生博士がおこなったのです。

 

リズムと生命活動についてですが、[8〜12ヘルツ/1秒]=(α波)の刺激を与えてあげると人間は意識が変わります。そのため気を失ったり発作を引き起こすことさえもあるのです。これはL・ワ トソン著「Super Nature」からの引用です。[10〜20/1秒]の場合は、人を無鉄砲にさせます。これはイギリス音響学会からの引用で次に性欲を刺激することも可能なのです。脳波にたいして電磁波(音・光・磁気)を一定のリズムを与えれば脳波のリズムを変えることが出来るのです。

 

「例えば、脳波をα波のリラックス状態にさせたいときはには8〜12ヘルツ/1秒で振動する電磁波を放射します。そうすることによって共鳴現象が起きます。これに脳波が同調してα波となってリラックスすることができるのです。こういった内容の実験をM・G・リグが88名の学生にたいしておこないました。リズムが速くなれば、楽しい幸福な感じがしたり、リズムが遅くなれば、真剣な悲しい気分になるということがわかったのです。かの有名なベートーベン「運命」の冒頭音楽でみてみると「最後の「ジャーン」は、最初の「ジャジャジャ」よりも音程が3度下がっています。そのことで絶望や悲しみなどを表現しています。

好きな音楽を聴いていると、楽しい気持ちになったり、スッキリした気持ちになったというような経験は誰にでもあると思います。音楽には、不思議な力が秘められています。この力を最大限に利用し心身共に健康に導いていく治療法のことを、音楽療法とよんでいます。また、音楽を聴くだけでなくて楽器を弾いてみたり、歌を歌ってみたりすることなども音楽療法に含まれます。

 

音楽療法は、最近では、いろいろな医療現場において、取り入られています。そして大変注目されている治療法の1つです。音楽が癒しに使われた歴史は、かなり古くさかのぼります。3000年前のユダヤ王サウルのうつ病を、ダビデという羊飼いの若者が、ハーブの調べで治したことは、現代でも語り継がれているお話なのです。古代ギリシャのアリストテレスは、音楽には身体に溜まった悩みやもやもやを吐き出してスッキリさせる効果があることを発見し、カタルシス効果と名付けていました。

 

また、中世時代においてはいろいろな面で、キリスト教に強く支配されていた時代です。病気に対する考え方も同様でした。それがルネッサンス期に移行してから画家達による解剖図といった美術と医療、そして坐骨神経痛の患者の患部の上で、フルートを演奏して治癒したというように音楽の総合的な活動が注目され始めます。近代では、音楽療法の主役は、アメリカへと移りました。その当時の大統領のジョージワシントンも音楽療法に興味を示しており軍隊などにも使われ始めました。現代では、医療において、軍隊だけでなくて精神疾患をもつ患者のレクリエーションとして利用されています。

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